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ただひたすら
階段を走って降りた










今すぐ会いたくて
突き放されても
構わないから










どんなことがあっても
離さないと誓うから










あなたが嫌いになっても
私はずっと好きだよ
もう前の私たちに
戻れなくなったとしても
私頑張るよ












三代目の楽屋は
3階…
あと2階降りれば
会える…













まず何から話そう…
そう考えているとき

















「まろん!?」

「臣君…!」


















下の階から走って
上がってきた臣君










顔を合わせるや否や
誰も使っていない部屋を
見つけて、そこに入る



















2人の上がった息しか
聞こえない暗い空間
























「ごめん…傷つけた」























強く、ギュッと
絶対に離れないように
抱きしめ合った























「私もごめんなさい
たくさん傷つけた…」























想いが伝わる瞬間って
こんなにも胸が
ドキドキするんだね






これが幸せなんだね


































「まろん…愛してる」

「私も、愛してるよ」



































キスだけじゃ足りない



































激しいキスで酔いしれて
首元から鎖骨へと
順にキスを落とす









今すぐ欲しい…










そんな感情で
溢れていた





























「…ごめんこんな所で
嫌だよね」




























止めないで?と言ったら
引かれるのかな





























言葉では恥ずかしくて
言えそうにないから









私からキスをして
舌を絡ませた









その合図で臣君の手が
服の中へと入っていく

































「……あっ」

「しっ、声出さないで
聞こえるから」



































指先も






吐息も






体温も







全てが愛おしい





































「もう我慢できないよ?
まろんから誘ってきたんだから
…声、我慢できる?」

「臣君が優しくしてくれたら」

「ごめん…それは無理そう」
























































暗闇でも分かるのは
ただ愛し合っている
ということだけ

 

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