小説 | ナノ

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感動のVTRが終わり
メンバーみんなで
マネージャーの所へ
行こうとしたら

















バチンっ





















「え?停電…?」

「みなさん落ち着いてください!!」
















いきなりの停電で
辺りはパニック状態











何も見えない暗闇の中











ガシャンッ!!!











何かが大きく割れる音と同時に
人の悲鳴で騒ぎだす会場












「ちょっと待ってよ…
何も見えないよ…
怖いよ…」












誰かが自分の名前を
呼んでいる気がするけど
周りがうるさすぎて
どこから聞こえてくるのか
全然わからない












「みんな落ち着いてよ…
もうどうすれば…
うわっ!」













誰かに押されてその場に転ぶ
運悪く下には割れたガラスの破片が















「…痛いよ…血?
やだ、怖い…誰か助けて…」





















痛みと怖さで震えていたら
ふわっとひそかに香る
親友の匂い





















隆「まろん?大丈夫?」

「隆二君…!
ねぇ、手が熱いの
どうしよう…ねぇ
どうしたらいいの?」

隆「ちょっと落ち着け
多分もうすぐ電気付くから」

「私死んじゃうの?」

隆「死ぬわけねーだろ
しっかりしろ」


















優しくかけられた
隆二君のジャケットを掴み
頭はパニック




















でも








































「まろん!!!!!」

































まただ、誰かが呼んでる…?

























停電になって5分後
無事、電気がついた





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