小説 | ナノ

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「もう悔しい悔しい悔しい!!!!」

絵「まさかのまさかだったねぇ…」








J-rax楽屋にて
半べそのまろんを慰める仕事が
待っておりました








「なんであの子なの!?
私じゃだめなの!?
もうなんでなのー!!!」

絵「なんかのコネでしょ
明らかズレてるよあの子
曲も聴いたけど
正直微妙だったし」

「それはどうでもいいの!
ただ臣君に優しくされたとか
一緒にご飯食べたとか
もう何!?
嫌がらせでしょー
うわーん(涙)」







そんなとき








更「失礼します」

絵「あら、お疲れ様」

更「今日はありがとうございました
私J-raxさんの大ファンでした!
J2 Studioも毎週見てました」

「…ありがとうございます」

絵「それで?どうしたの?」

更「実は…相談があって…」









立ち話も何なので
椅子に座って話すことに










更「J-raxさんは三代目のみなさんと
本当に仲が良いじゃないですか
羨ましいんですよ」

絵「そうかなー?
話聞いてる限りでは
更紗ちゃんも仲良く
できてるんじゃないの?」

更「私…好きな人の前だと
緊張して何も言えなくなるんです」

「好きな人!?」

更「はい…登坂さんに
ずっと一目ぼれで…」










思わぬところで
ライバル出現










絵「まぁ…その…なんというか
頑張って(笑)」

更「はい、ありがとうございます!
それでは…失礼します」











バタン…










「ちょっと、なんで
応援してるのさ」

絵「あんなのライバルの
ラの字にもならないから
大丈夫だって
安心しな」

「でも、なんか改めて
臣君は自分のものじゃないんだって
気づかされたかも」

絵「まー彼女じゃないしねー」

「いつか誰かのものになって
今の関係が終わっちゃうのかな」

絵「だったら思いっきり
告白しちゃえばいいじゃない」

「今の関係に満足してる
自分もいる…
今の関係だから一緒に番組もできるし
なんでも言い合える
それが恋人同士になったら…」
















もし私たちが
芸能人じゃなかったら
上手くいってた?





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