小説 | ナノ

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目の前にいる
推定2才くらいの子供と
(いや赤ちゃんだろ)
にらめっこ









「私に育児をさせようと
してるわけですね?
母乳は出ませんよ」











是非ともツッコミが
ほしいタイミングだが
誰も答えてくれず
赤ちゃんとまた再び
にらめっこ









「君、名前は?」

「…バァー」

「あぁ、バァ君?」

カンペ
「幸介君(1才7ヶ月)」

「こうすけ君ね!
こーちゃん〜
ママでちゅよー!」











なかなか泣かずに
強い幸介君
男の中の男だぜ










「こーちゃん
抱っこしてあげる?」











赤ちゃんなんて
抱いたことないから
不慣れながらも
抱っこを試みる










スタッフ冷や汗










「うぎゃぁぁああ(涙)」

「こら、泣くな!
男だろ!」

カンペ
「もっと優しく!!」

「え?優しくって?
今から甘やかして
どうするんですか!」











赤ちゃんでも
対等に接しようと
試行錯誤しながら
少しずつ距離を
縮めて…











数時間後










「きゃっきゃっ」

「あはは〜可愛い〜//
ママでちゅよー?」

「んま?っまぁ〜」

「そうそう!ママ〜!」











ここはさすがと
言ったところ
誰とでもすぐに
仲良くなれる
人柄が伺えた










カンペ
「では、今日はここまでにして
明日はもっと仲良くなる為に
お散歩をしましょう」

「もうお別れかぁ〜
明日また会おうね!」















こうして私の
ママ1日目が
終わった



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