小説 | ナノ

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〜数日後〜







「失礼しまーす!」

隆「え?まろん?
何しにきたの?」

「今日は三代目のみなさんに
許可を取りにきましたぁ!」








勝手に事務所に
押し入り(顔パス)
三代目が打ち合わせ
している場所を
すんなりと教えてもらい
今に至る







臣「許可って?」

「あのね!実はね!
ツアーで可憐と
デュエットすることに
なったんだけど…」

直「なったんだけど?」

「三代目の曲を
歌わせてもらいたくて
許可を取りにきましたぁ!」








歌いたい曲のリストを
バンッ!と机に置いて
三代目全員が
その紙を見る








臣「俺は全然いいけど
むしろ嬉しいし」

隆「俺も問題ないけど
男の歌にするってどうなの?」

「もちろん音程はそのまま!
絶対本家超えてやるからね」

隆「よく言うわ」








みんなが賛成してくれて
無事アポは成功








隆「で?俺らに報告あるよね?」

「報告?」

隆「とぼけるな!
JASTのPV撮影
終わったんだろ?」








撮影は昨日行われ
丸一日かけて
撮影終了









「あー、まぁ…
できたらのお楽しみ?」

直「濁したな」

「期待してね〜!」

隆「しないわ!!」









本当は見てもらいたく
ないんだけど
(臣君には特に)









まぁ仕方ない
勉強になったのは事実
変に何か言われる前に
さっさと帰っちゃお!







「ではさよなら〜!」

臣「まろん!」

「え?」

臣「玄関まで送るよ」

「あっ、ありがとう…」








そんなこんなで
たった数分だけど
2人きりに








臣「撮影大変だった?」

「うん、大変だったかなー
私はずっと演技だったし
色々勉強になった」

臣「そっか
早く見たいな」

「いいよ!見なくて!」








絶対見るからって
笑われたけど
やっぱり臣君だけは
1番の味方で
いてくれる気がする








臣「じゃあツアーの
準備大変だと思うけど
頑張ってね」

「ありがとう!
絶対見にきてね!」

臣「おぅ、絶対行くよ」

「じゃーまたね!」












少しずつだけど
ちょっとは距離が
縮まってきてる様な
気がするのは
気のせい?



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