小説 | ナノ

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情報って
どうしてこんなに
回るのが早いんだろう






朝から私のPV出演の
ニュースばっかじゃん
(芸能ニュース)








「やっぱり噂の彼と
親密なんじゃ〜ん」

「違うって!
これは社長が…」

「でもいいんじゃない?
勉強になると思うよ」

「まぁ…そうだけどさぁ」









まぁ良い感じに
JASTのファンの方々に
叩かれてる私ですが








(三代目とだったら
ファンのみんなが
喜んでくれるのに…)








「やってけるかなー」








まだ始まってもいないのに
本当に不安です








「まろん〜?さっきから
携帯鳴りっぱなしだけど?」









放置してた携帯を見ると
7通のメールが









From:隆二君
__________________
お前は俺らよりも
後藤が良いのか?
そんなの許さん
今すぐ断れ!!!



To:隆二君
__________________
無理。






From:直人さん
__________________
だめだよ、
だめ、絶対にだめ
まずは三代目の
やつからでしょ?
だめ!



To:直人さん
___________________
ごめんなさい
もう決まって
しまったので…






From:ELLYさん
__________________
みんなが怖いよ〜
嘘だと言ってよ〜



To:ELLYさん
__________________
ごめんなさい
嘘ではありません






From:健二郎君
__________________
ホンマにあかんよ
この空気、あかん



To:健二郎君
__________________
すまんな…
(ごめんなさい)






From:直己さん
__________________
もう僕には
手に負えないよ?
みんな一斉に
メール攻撃してる
大丈夫?



To:直己さん
__________________
私は大丈夫ですが
メールボックスが
三代目の方々で
溢れてます

【添付画像】






From:岩ちゃん
__________________
もうやだ!
みんな怖い!
責任取って!



To:岩ちゃん
__________________
今度ごはん行こ?







From:臣君
__________________
先越されちゃった
でも次は絶対
三代目のPVに
出てね?
約束
















ホンマに、あかんよ
臣君
(健二郎君の真似)



先に越されたって
思ってくれてるだけで
それだけでもう
本当に嬉しい








会いたいよー



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