小説 | ナノ

08






「お疲れ様でしたー!」





無事にツアーの宣伝もでき
帰る支度をして
テレビ局を後にしようとしたとき





「まろんちゃん!」

「後藤さん、お疲れ様でした」

「ごめんね?突然ファンだって言って」

「いやいや風のうわさで
聞いてましたので…」

「そっか」






二人で話をしているとこに
メンバーがきて






「先に帰ってるからねー」

「えぇ!?」

「後藤さん!ごゆっくり〜♪」







お節介なうちのメンバーを
今日は恨みますね






「ごゆっくりだって(笑)」

「あははは〜(笑)」

「じゃ、お言葉に甘えて
ご飯でも行かない?」







時計を見るともうすでに
20時を回っていて
明日は朝早くから
スケジュールが入っているので
お断りさせてもらった







「じゃーまた機会があったら
誘わせてもらうね」

「はい…すみません」

「いや今日は本当に楽しかったよ
また一緒に仕事できるといいな」

「そうですね!では…」








やっぱり良い人だと思うけど
なんか…苦手だ…!
携帯の画面をふと見ると
隆二君から1通のメール








From:隆二君
――――――――――
照れてるんじゃねーよ
ブリっ子すんなよ







「は?」









何だこのメール…
迷惑メール??
送り間違え?
何?女の子に
甘いセリフ吐いて
照れた女の子に
こんな返事したの?







隆二君…怖いよ…










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