小説 | ナノ

06



ツアーの宣伝を兼ねて
インタビュー形式の番組の為
テレビ局へやってきた私たち





準備ばっちりで
待機していたとき





「まろんちゃん?」

「…後藤さん?」





こないだ連絡先を渡されて
ずっと連絡していなかったので
気まずい…




(ずっと私のことが
ファンだとテレビで
言っていたらしい)







「もしかしてJ-raxも出るの?」

「はい…後藤さんたちもですか?」

「うん、奇遇だね」






よかった…
連絡先のことには
触れてこない






「よろしくね」

「こちらこそ」







んーなんだかあの人苦手
確かにかっこいいとは
思うんだけど
裏がありそうな?
(結構失礼な奴)







「おーっと噂の彼と
密会かい?まろんちゃん?」

「ちょっと槇
そんなんじゃないって」

「遠目から見ると
美男美女でなかなかの
お似合いだったけど?」

「もう勝手にして!」








あーどうせなら
三代目と共演したかったなー
絶対面白い自信あるし
何よりやりやすいし








この後の収録で
何もなければいいけど…









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