「ねぇ、緑間は何でラッキーアイテムとか占いに拘るの?」
「人知を尽くしてないやつなど、勝利を勝ち取る資格なんてないのだよ」
「最後の最後まで、自分のできることを努力するってこと?」
「あぁ、そうだ」
「でも緑間が練習後まで一人で残ってシュート練習してるの、みんな知ってる」
「それがなんだ」
「そうやって、ほかの人よりも努力できる緑間なんだからラッキーアイテムなんて必要ないよ」
「なっ・・・!」
「緑間は十分、頑張ってるよ。そうやって運命運命言ってるけどさ、試合で緑間のシュートが入るのは運命なんかじゃない」
「じゃあ、なんだというのだ」

「そんなの簡単だよ。緑間がいっぱい頑張ってきたから」
「、」
「人一倍練習してきて、一人で頑張った緑間の成果なんだよ。それなのに、そんな簡単に【運命】なんて言葉で片付けていいの?私は嫌だな。自分がそういう立場だとしても、緑間のそういうところを見てるのも」
「苗字・・・」
「そんなに頑張ったのに、そうやって占いに拘るのは緑間が心のどっかで自分に自身がないからじゃないの」
「・・・俺は、」

「もっと自身持ちなよ。緑間は頑張ったし、やれることはやった。強いんだよ、秀徳の誰よりも」
「苗字、礼を言う」
「いーえ!












というわけで、ここに置いてある馬鹿デカいギターを持って帰ってください」

「それとこれとは話が別なのだよ」












俺の友達二人は、やっぱり今日も仲良しみたいです。BY高尾
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