あの日を境に小雪とは練習したり､時々差し入れ持ってきてくれたりとか仲良くやってくうちに小雪に側にいてほしいなんて感情が生まれた｡だから俺は赤司にわがまま言ってこいつをマネージャーにした｡めんどくさがると思ったけど小雪は嬉しそうにありがとうと言った｡そんな笑顔が見れてよかったと思ってる俺はサブいか？

だが問題はその後､人当たりの良さが災いしてか小雪はバスケ部に好かれる好かれる…紫原なんかひまあったらくっついてるくらいだし(小雪もむーくんとか言って甘やかしてたな)赤司は普通に小雪の料理気に入ってるし､テツもうまそうな顔するし､緑間はラッキーアイテムをあげることもあるし(見てる占いが一緒なんだと)黄瀬は犬だし､さつきは元々小雪気に入ってたからいいとして､とにかく小雪の側には常に人がいるから俺が入り込む隙間がねぇ！

((小雪は俺のだ！))

なんて言えるほど仲いいつーかそんな仲じゃないし､でもそれ以上になりたいと思ってる｡あーあ､いつからこんなに女々しくなったんだか､小雪を独占してしまいたい気持ちでいっぱいだ｡でも今は小雪が練習中に俺に一番に声をかけてくれるってことだけで十分とするか

((いつか振り向かせてやる))