私は冴えない、料理の好きだった女の子だ。ある日を境に知り合った青峰くんのバスケを見るうちに惹かれていって、もっとそばでみたいと思うようになった。それから私はバスケ部のマネージャーだ。マネージャーっと言っても桃井さんみたいに情報のスペシャリストじゃないし、ルールも余りよくわからない。私は戦力的には役立たずだ。だからあたしの仕事は…
「「いただきまーす」」
「はーい」
「うまっ超うまいっすよ白っち!」
「それはよかったです。じゃんじゃん食べてくださいね」
私の仕事は部活の合間のエネルギー補給のための食事や合宿中の食事を作ること。それ以外の時は役にたたないけと桃井さんの隣でいろいろ教わりながら仕事をしている
((まだ半人前だからね))
「苦労かけるな、小雪」
「あ、赤司主将…大丈夫です。作るの楽しいですし…それに」
「それに何なのだよ」
「皆さんと知り合えて幸せです」
そう言うと青峰くんがあたしの頭をがしがし撫でてきて、もう泣けねえな、なんて笑いながら言ってきた
「うん、もう泣かないよ」
君が手を伸ばしてくれたから幸せをつかむことができたけど、人間は強欲だね。それ以上をほしいって今思ってるよ
((青峰くん、何かわかるかな))
prev next