「どうすりゃいいんだ!」
最近小雪と顔を合わせてない。つーか俺が一方的に避けてるに近い。別に嫌いじゃねえよ、むしろ1番大事な奴だと思ってる。この前の出来事が俺の嫉妬の感情だと気づいてからどうも小雪を見ると、こうなんかしてやりたい、触りたい、犯してやりたいなどの感情が渦巻いてだめになるんだ。だからって小雪を避けてばっかりいすぎてろくに話せなくなってるし、話しても小雪が泣きそうな顔をするばっかり、どうしたらいいんだ!
「なぁ黄瀬!」
「心の声でかすぎて丸聞こえっス。つか青峰っちへたれすぎるっスよ」
「んだと、こら!」
「そうじゃないっスか!嫉妬して八つ当たりしちゃったごめんって言えばいいだけじゃないっスか!想いも通じて一石二鳥じゃないっスか」
「告白なんかするか!」
「しないんスか?」
「…謝りてえけどきっかけがねえんだよ」
「きっかけなら俺が作ってあげるっス!」
「お前が?」
「ちゃんと舞台用意しとくんで謝るのと告白の準備忘れずにー」
「な、しねえっつてんだろ!」
顔まで真っ赤っすよーなんて黄瀬なんかにからかわれるなんて恋は本当に厄介だ。早くその日が来いと思うのは小雪に会いたいからだ。やっぱり好きなんだ。よくわかったよ、今回のことで
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