ここはとある幼稚園。毎日かわいい園児達に囲まれて幸せな俺!
「せんせーあそぼー!」
「あそぼー」
「はいはい!」
((子供は純粋でかわいいなー))
「せんせーちゅーしてほしいっす」
「え!?」
「せんせーおれとせっくすしよぜ」
「…」
そう純粋…なのは一部かもしれない。俺の担当になったキセキ組、ここには大変苦労する園児達が6人もいるのだ
「せんせーちゅーしてほしいっす!」
「涼太、ちゅーは俺に強請らないでくれ」
「じゃあせっくすしようぜ!」
「大輝!どこでそんな言葉覚えたの!?」
マセガキ2人に頭を悩ませていると胸が暖かい。何かと思えば真太郎がもぞもぞとしている
「お前、何してんの」
「ふん、せんせいきょうのらっきーあいてむはえぷろんなのだよ」
「かっこつけて言うことじゃないし、動けないだろ?」
「うごかなければよいのだよ」
「あーみどりまっちずるいー!」
「みどりま!せんせいからはなれろ!」
「ふん」
「ケンカすんなよー…敦どうした?」
「おかしたべたいー」
「おやつの時間はまだだよ…」
「おかし…」
「あーもう少し待ってろ!てかこら征十郎!ハサミ持って歩いたら危ないだろ!」
「…ぼくにさからうやつはおやでもころす」
「殺すとかいうな!ん?」
征十郎を注意していると不意に腕を引っ張られた。誰かと思えばテツヤでせんせいおしえてください、なんて言って近づいてきた
((いやな予感しかしない))
「せんせい、あおかんってなんですか?」
「おまっ…また変な本読んでるだろー!?」
「かんのーしょうせつです」
「自慢気に言うことじゃない!」
「せんせいちゅー」
「せっくすー」
「だーしねぇ!」
今日も6人に振り回されっぱなしな俺でした
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