五年生


「新年あけましておめでとうございます!」

「「おめでとうございます!」」

「やー…2010年ですね、兵助くん」

「そうだな」

「ついこの前このさいとがおーぷんしたのにたくさんの人が来てくれたことに感謝しなきゃね」

「本当に、本当にありがとうございます。俺が管理人の代わりに代弁します、去年は本当にお世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いします」

「「お願いします!」」

「さーて…真面目なのはこのくらいにしていよいよ本題に入ろう…はち書けた?」

「あー…一応。てか書き終わったの?」

「俺も兵助も書き終わったよ。雷蔵はまた悩み出した」

「うーん…」

「雷蔵、思いついたやつを書けば良いんだぞ」

「どれにしようかな…」

「悩み癖って大変だね」

「あ、勘ちゃん書けたんだね!ちなみに俺らが何をしてるかって言うと、書き初め大会をしています!…三郎主催で」

「本当の主催は私ではなく学園長先生だ。私は委員会でみんなの書いた字を集めなくてはならなくてね」

「ふーん。ちなみにてーまは新年の目標で、俺と兵助と三郎がすぐに書き終わって、今勘ちゃんとはちも終わったんだけど…雷蔵さんの迷い癖が出てしまってね」

「うーん…」

「この分だと雷蔵まだかかるな…」

「しょうがない、雷蔵は後でいいから先にみんなの書いたものを確認するから見せてごらん」

「はぁ?ぷらいばしーの侵害なんですけど?」

「あのね、仕事なんだけど」

「どうせあとで学園長先生に見られるから今見せた方がいいんじゃない?」

「そーそーみんな何かいたか気になるし」

「「(そっちが本心じゃね?)」」

「まぁ、いいや…わかったよ。じゃあまずは三郎の目標から」

「私?私は君と姫はじ「大事なとこ潰されたくなかったら書き直しなよ…?」

「す、すすすいません!調子乗りました!」

「勘ちゃんこんなきゃらだっけ?」

「雷蔵が今悩んでて三郎止められないから自分がしっかりしなきゃと思ったんだろうな」

「そっかー…あ、兵助もう抱き締めてくれなくて大丈夫だよ」

「そうか…」

「兵助はなんて書いたの?」

「俺?【豆腐】って書いた」

「自分の好きなもの書くとこじゃないよ?」

「そーゆーお前だって【団蔵】って…」

「違うよ!これは【今年も弟の団蔵を心から愛して、手取り足取り教育していく】って意味だもん」

「…そうか、ならいいか」

「いいわけあるか!」

「「はち!」」

「お前ら真面目にやれよー」

「俺と兵助は至って真面目だよ」

「はち、心外だな」

「もっと目指すような事を書くんじゃないの?」

「てかそーゆーはちはなんて書いたの?」

「俺は【個性】だけど」

「「(わぁ、りあるー…)」」

「【蕎麦】にしときなよ。【個性】なんて書くと悲しくなるだろ?」

「もう蕎麦オチはいいよ!両方とも悲しくなるし!」

「勘ちゃんはなんて書いたんだ?」

「僕は【出番】だよ」

「勘ちゃんはちと土俵同じ…」

「切実すぎて涙出るよ…」

「(勘右衛門とはやっぱり気が合うな…)」

「つか麺類同士は気が合うんだな」

「うん、そうだな」

「お前ら新年までそのねた引っ張るなよ!」

「そっちだって天然こんびのくせして!」

「うーん…なんて書こう」

「(今年の目標は勘右衛門を怒らせないにしようかな…怖かった)」


end


低くぉりてぃーですが五年生で新年を迎えました!今年もよろしくお願いします




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