桑田くんの告白

※Twitter診断より

「名前ちゃん!」

「桑田くん?」


“どうしたの?”と笑顔で聞いてくる名前ちゃんこと名字名前先生。可憐で淑やかでなんつーか他の先生とは違う感じがして親しみやすい。だからついつい“名前ちゃん”なんて呼んじまう


「名前ちゃんはさ、休みの時何してんの?」

「んーテストの採点とか授業の見直しとかかしら」

「色気ねーなー遊ばないの?」

「相手がいないのよ」


“居たら遊んでるかもね?”なんて笑って言う名字先生に胸がドキッとした。もし相手が居て遊んでるとか聞いたら俺立ち直れねー…よかったーいなくて…


「桑田くんは遊んでるの?」

「もち!野球もするけどなー」

「たまには勉強もしてね」


“いつも寝られちゃ寂しいな”なんて言う先生にますます胸がドキドキ。先生の授業だけは起きてるようにしてたのに寝ちまってたのかぁ…次からは気をつけよ。じゃなくて、俺だって遊んでばっかじゃない。勉強だって一応先生の授業だけはしてるつもり、だ!だって名前ちゃんに褒めてもらいたいから。名前ちゃんの喜ぶ顔が見たいから。一応頑張ってるんだぜ?だって名前ちゃんのこと、す…好きだしな!うん


「桑田くん…」

「え?」

「ありがとう!」


そう言って名前ちゃんは急に涙目になっていた。何がどうなったんだと周りを見渡せばみんなが俺を見ている。なんだなんだ?


「桑田くんありがとう。あたしもっと頑張るね」

「え、おう!」

「それから無自覚だったのかな?」


“さっきの全部口に出てるよ”なんて言われて顔が熱くなるのが分かった





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