征十郎様と出会ったのは今から数ヶ月前、バスケ部の主将として名を馳せていた征十郎様とても有名人で人気者でもありました。そんな神のような方と私が付き合っているなんて今でも信じられませんが、出会ったときは私はもっと粗相をしてしまっていたものです
「蓮美との出会いか、懐かしいね。あの頃は僕に噛みついてばかりいたね」
「やめてください。恥ずかしい過去です…」
「恥ずかしい?僕は嬉しかったよ【赤司】と言う名に屈しないかわいい子だと思っていた」
「今は…」
「言うまでもないだろう。【赤司征十郎】と言う1人の【男】に飼われるかわいい女の子だ」
「私は飼われているのですね」
「そうだよ、蓮美。君は飼われているんだ。僕にね。だから僕以外の人と許可無く話してはならないよ」
“今日、大輝と楽しそうにしていたね”
その言葉を聞いてはっとする。征十郎様は笑っているけれど目が笑っていない。私の頬に触れる征十郎様、体が震えていた
「怖いのか、蓮美。震えているよ。叩かれるとでも思っているのかい?」
「あの、青峰くんとは委員会が同じで…」
「言い訳、するのかな。この僕に」
“そっちの方が躾が必要かな”なんて言う征十郎様と目があった。首を横に振れば、征十郎様は抱きしめてくださった。あたたかいし、征十郎様の心音が間近に聞こえてきてどうにかなりそうだ
「君を今から躾られると思ったら胸の高鳴りが止まらないな」
「い、痛いことは…」
「しないよ。蓮美が嫌がることはしない」
「でも躾るって…」
「そう、ゆっくり…じっくり…僕無しじゃ生きられないような体にしてあげようかな」
にっこり笑う征十郎様に“それなら意味ないです”と言い、言葉を続ける
「もう、征十郎様無しじゃ生きれませんから」
「そう、かわいいね蓮美」
“調教しがいがないのはつまらないけれどね”なんて笑う征十郎様は私にキスをした
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