古代ノ王解説

2014/09/15 19:02

自動人形は言わずもがな、オトマトとストレーガです。
歌詞中に何度も登場した友もオトマト。

モルテルの国はかつて、緑豊かな王国でした。
国土そのものに呪いをかけ、その力で絶大な力を持っていました。
逆らう小国を飲み込み、征服し、広がる土地にさらに呪いを染み込ませる。

呪いは、その地を治める王族が生きている限り、国を豊かな楽園として保ち続けるエネルギーがありました。
しかし、友と同じくらい頼りにしていた格闘師範の裏切りによりそれは崩れ去ってしまうのです。

格闘師範は敵対していた隣国に寝返り、密通しており、貢ぎ物と称した大きく華美な箱の数々にところせましと刺客を仕込み、モルテルの国を滅ぼしてしまいました。

師範を信じていたからこそ、モルテルは警戒を怠ったのでした。
オトマトは師範にただならぬ予感を覚え、モルテルに忠告していましたが、信じている相手を疑う気になれなかった甘さゆえ、彼は散ったのです。

頂点に立つものが亡きものとなり、モルテルの国は隣国のものとなるはずでした。
しかし、王族が全滅したことで地中深くまで土地に染み込んだ呪いが、豊かな緑をたちまち砂の海に変え、隣国もそれに巻き込まれ、全てなくなってしまいました。

ただ周囲を飛び回る、自動人形たちを除いて。

自動人形たちの手で、モルテルや国の民の墓が作られました。

そして、金の棺、仮面とともに眠りについたモルテルの身体に、大地からの呪いのエネルギーが時間をかけてゆっくりと流れ込んでいきました。

時は流れ、現代。
長い時間を経て、抜け落ちた記憶はあれど、モルテルの身体に呪いのエネルギーが満たされ、更に何か不思議な力を注がれたことで、ついによみがえったのです。

やがて、彼は現代で仲間に巡り合います。
仲間たちもモルテルを見て、認めることになるのです。
彼こそまさに、古代の王だと。



ってな感じです。
概ねデザインコンセプトのオマージュです。

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