パロディア・パロディア
2011/01/07 05:17
※デザインコンセプトから始まるパロディネタ
単なる会話文
*
頬杖をつきながら、目の前の友人の一挙一動を観察する。暇なのだ私は、とにかく面白い話題がほしい。
度々顔を合わせている仲ではあるがふと、全く別の既視感に襲われる。そうか、そういえばこやつ―。
私は話の種を手にいれ、にやりとした。
「モルテルよ」
「何だ」
振り返った古代の王は、やはりその面影をどこかに持っている。
条件を混ぜ合わせれば、あるいは。
「そなた、王座をかけて戦ってみてはどうだ?」
「何を申すか。余は元より王であるぞよ」
「大昔の話だろう、王国の復古にはこれが近道だと聞く」
「…そちも漸く余の計画に賛同する気になったか。して、それはどの者と戦えば良いのだ?」
「大きな競技会みたいなものがあるらしい」
「ほう、わかりやすいな」
「闘技の様子は水晶で全世界に中継されるそうだが、受けた損傷が激しければそれだけ衣服も破れるため注意が」
「待て、どこかで聞いたことがあるぞ」
「無論そなたの決め台詞は“威光にひれ伏してください”だ」
「オトマト貴様、できると思うてか!別の世界の話ではないか」
「ククッ、気づくのが遅いぞ」
「それに、勝ち進み王座につけるのは女だけと決められているのではないか?」
「おやぁ、詳しいなぁ。ともすれば、そなた…」
「案ずるでない。そちの机に置かれていた書物を読んだまでよ」
*
でも我が家の擬人達でQBも楽しそうと思いました。
誰得
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