2013/08/11 17:57 カイリン 「旦那様。ようやくお帰りになったんですね」 「ああ。リン、いい子にしてたかい?」 「ええ、もちろん。あなた意外に何を求めればよいのか。私には全くわからないのです」 「その様子じゃあ、外には出てないようだね」 「もちろん。おかげで兄さまにはとことん怒られました」 「巡音の坊やにまた睨まれるから、ほどほどにしてくれよ」 「ええ」 (リン←)ルキ←ミク 「こんにちは」 「・・・こんにちは」 「睨まないでよ。なあに、カイトが帰ってきたからむくれてるの?」 「・・・」 「ひとつきも、カイトがいない状況を作ったのよ?意外と大変だったんだからね?」 「それは感謝してる。でもリンは外にでなかった。ひとつきもの間」 「そうとうお熱ね」 「そうだよ。いい加減嫌になる」 「そうね。自分のことを慕ってる女を利用する男なんて、私もいい加減嫌なはずなのに」 「・・・」 リン←ルキ 「リン、外に出たかと思ったらまた引きこもり?」 「旦那様は三日間江戸のほうに向かわれるらしいわ」 「・・・東京ね」 「ささいなことよ。まあ、つまり私が外出するのは、三日後ね」 「はあ。あんまり依存しすぎじゃない?健全じゃないよ」 「旦那様を悪くいうなら、兄さまだとしても・・・」 「違う。カイト様のことじゃない。もう少し、健全な付き合いをしたほうがいい」 「することはしてるわよ?ここまで頻繁に会って、睦言ばかりを言っている男女の間に健全な仲などありえないわ」 「そうじゃなくて。はあ」 |