試合直前ミーティングが始まり全員が大田原の周りに集まる。
そんな王城の様子を双眼鏡で見ていた神龍寺の選手達。
「おーミーティング始まったみてーだな」
「そういえば阿含、さっき清香と最後に何を話していたんだ」
双眼鏡から目を離し、雲水をみる阿含。
「気になってんのか?」
「別に、そういうわけでは…」
阿含は口の端をあげた。
「俺が清香を襲ったって言ったら、どうする?」
「……は?」
「ククッ、冗談だよ冗談!本気になんなよな」
雲水は心配そうな表情で、ベンチにいる清香を見つめた。
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