10th down
試合直前ミーティングが始まり全員が大田原の周りに集まる。

そんな王城の様子を双眼鏡で見ていた神龍寺の選手達。

「おーミーティング始まったみてーだな」

「そういえば阿含、さっき清香と最後に何を話していたんだ」

双眼鏡から目を離し、雲水をみる阿含。

「気になってんのか?」

「別に、そういうわけでは…」

阿含は口の端をあげた。

「俺が清香を襲ったって言ったら、どうする?」

「……は?」

「ククッ、冗談だよ冗談!本気になんなよな」

雲水は心配そうな表情で、ベンチにいる清香を見つめた。


prevnext

(10/22)

bkm



back(表紙へ戻ります)
top

※章内ページ一覧へは
ブラウザバックでお戻りください
×
第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -