部室裏では小春がドリンクを黙々と作っていた。
清香はバインダーをベンチに置くと、小春に声をかける。
『小春手伝うよ。というか仕事とか教えて欲しいな!』
「清香さんっ、やっぱりホワイトナイツに入られるんですね!マネージャーですか?」
私は空のボトルを手に取りながら答える。
『マネージャーというより…メンタルコーチかな』
勿論マネージャー業もするよ?と笑いかける清香。
『小春の負担を減らしたいし、なにより体力はあるからさ』
小春は清香が神龍寺にいたということを思い出し、納得したように笑い返す。
「分かりました!私でよければ教えます!」
『ありがとう小春』
ドリンクを全て汲み終わり、46人分を二人で手分けして運ぶ。
選手を名指しで教えて貰いながら、庄司の横のベンチまで運ぶ。
庄司は運び終えたドリンクを横目で眺めると、休憩だ!と叫んだ。
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