清香は清十郎が起きた気配で目を覚ました。
時計は5:30。
『早いね〜……』
目を擦りながら背伸びをする。
床で寝ていたのであちこちを捻りながら体を解す清香。
「やはり清香にベッドを譲るべきだったか。」
それを見た清十郎はパジャマ代わりに来ていたTシャツをパーカーに着替えながら、清香に言った。
『別に大丈夫だよ。慣れてる』
「何故慣れている」
もっともなことを問う清十郎。
清香は、色々とね〜と言いながら毛布などをもって部屋を出て行った。
---6:00 清香の部屋
清香は昨日寝る前に母さんから貰っていた王城の制服を袋から出していた。
『制服可愛いなぁ…。アメリカは私服だったし神龍寺は道着だもんなぁ』
今までの制服を振り返る清香。
神龍寺の制服が嫌な訳ではなかったが、流石に男子校だったので過ごし辛かった清香。
『…というか今日の授業何なのかなぁ。教科書どこで買えば良いんだろう』
制服をハンガーにかけると、清香は朝食を食べに下へと降りていった。
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