17th down
シャワーを浴び、別のジャージに着替える清香。

手伝ってと言われたので髪を軽く乾かしてから料理の準備を手伝う。

今日の料理は肉じゃが。
オーソドックスといったところか。
ついでにもちろんエノキ入り。

ポケットの中の携帯が震え、清香は火加減を調節しながら携帯を開く。

そこには金髪男…蛭魔のアドレスが出ていた。


name:蛭魔妖一
sub:てめぇの弟
--
お前進の姉だってな
王城に入んねえのか


清香はメールを見て顔をしかめ、返信する。


to:蛭魔妖一
sub:Re:てめぇの弟
--
うわ、なんで知ってるのかな…!?
情報網広すぎ(°□°;)
今日、神龍寺やめて明日から王城入るんだよ!
泥門に行こうかも悩んでたんだよ(^o^)


清香は蛭魔にメールを送り終わると、後を母さんに任せ、自分の部屋に向かった。


『清十郎が帰ってくるまでに片付けようかな』

蛭魔に改めて清十郎と姉弟だと確認され、少し焦る清香。

『一緒になんて寝たくないし…』
いや、清十郎が寝たくないだろうし…と言い直す。
実際のところ、清十郎と寝るのが嫌な訳ではない清香はため息をついた。



なんとかダンボールにいらないものを詰め込んだ清香。
まだまだ物は残っている。

これは本格的に清十郎の部屋に行くしかない……と冷や汗を流す清香だった。


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(17/21)

bkm



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