8th down
「…でこれなんだが」

清香は顧問室で庄司と入学案内の資料を見ていた。

『ああ。部活については説明はいらないですよ。もう決まってますし』


清香の心は決まっていた。
清十郎を見て、高見に会って、庄司と話してその気持ちは確実なものとなった。

『私は王城ホワイトナイツに入ります』

泥門を見に行った。
西部も巨深も、清香にとって惹かれるものがないわけではない。

『やっと並べるかもしれない』
あの天才の弟と。


「……そうか。分かった。ならあの二人が帰ってきたらお前を皆に紹介しよう」

ありがとうございます、と頭を下げる。


もう神龍寺には転校のための書類は提出している。
あとはあいさつに行くだけだった。


『阿含怒るだろうな…』
一休は分かってくれるはずだ。
雲水は…弟と比べられる気持ちが分
かるだけに、大反対されそうだ。

清香は苦笑いを零す。


その時顧問室のドアがノックされた。


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bkm



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