(一年、二年マネが下品です)
お風呂。
マネージャーが一番楽しみにしていると言ってもいい温泉だ。
私達は露天風呂付きの温泉に入る。
選手の迎え入れがひと段落ついたのだ。
私が髪を洗って露天風呂にはいると、すでに外には一年三人がいた。
『やっほー、いい湯加減?』
「あ、仮名先輩!ええ、いい温度ですよ」
腰掛けていた凪ちゃんがこちらを見て笑う。
私は檜ちゃんの隣でお湯につかる。
『あーーいい湯!疲れも取れるね!』
「オヤジっぽい……かも」
檜ちゃんは少し笑う。
私は特に気にすることなく笑い返した。
「先輩、胸大きいっすね」
立っていたもみじちゃんがこちらに近寄ってくる。
『いや、もみじちゃんもなかなかでかいと思うよ』
私は自分の胸を見つめる。
別に大きいというほど大きくはない。
「俺はFっすよ」
もみじちゃんの言葉に驚愕する。
え、えふって。
6番目?
遅れて二年マネが入ってくる。
「わあ!もみじちゃん胸デカイ!その胸……Fですね!?」
宝塚好きのかの子ちゃんがもみじちゃんを見て言う。
私は苦笑いした。
去年私も言い当てられたっけ。
「仮名先輩は相変わらず美乳ですね」
私のほうに寄ってくる。
私は胸をばっと隠す。
初対面で揉まれたこと、忘れないからね!!
「いやですねー私は未月じゃないんですから同意がないと揉みませんよ」
それでもだめだよ!と怒る。
続けて三年の撫子も入ってくる。
私は冷や汗を出した。
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