■ 終わり
尸魂界で私達は戦っていた。
藍染の策略により、朽木白哉の妹であるルキアが処刑されかけたのだ。
白哉は私の従兄であり、六番隊の隊長であった。
私は総隊長補佐という名前だけ大層な役割をもっていた。
朽木家の分家ではあるが、霊力が高く、それを見込まれたということだ。
従兄より地位が高いというのも少し嫌な気分である。
旅禍である黒崎一護がルキアを助け出し、白哉は安堵していた。
しかし藍染により一護が倒され、ルキアが市丸ギンの神鎗により殺されかけたとき、白哉はすぐに動いていた。
歩法に関しては私は白哉には敵わない。
少し遅れて走り出すと、白哉の脇腹には神鎗が突き刺さっていた。
私はすぐに市丸に攻撃を仕掛ける。
刀を抜き、市丸の腹部目指して突く。
その瞬間だった。
世界が暗転した。
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