真由さんリクエスト
間野と吉永は付き合っています
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今日は間野と買い物をすることになった。
何やら欲しいものがあるとか言っていたが、これは"デート"と呼んでもいいのだろうか。
少しどぎまぎしながら間野の隣を歩く。間野はいつも通り格好良くて、行き交う女性が全員振り向いている気がした。
残念だったな、こいつは俺の彼氏だ!と、よく分からない優越感を感じ、俺は少し機嫌が良くなった。
「トイレ行っていいか?」
「うん、じゃあここで待ってるね」
優しく微笑みながら言われ、俺はどうしようもなく嬉しくなって駆け出した。
用も足したし、間野の元へ向かうと、ちょっとした人だかりが出来ていた。
間野の頭だけが一個飛び出していた。どうやら女の子に囲まれているらしい。
困ったように笑う間野に、俺はなんだかもやもやとした気持ちにさせられた。
間野が俺に気付き、こちらに近づいてきた。女の子達も俺を見て、怪訝そうな表情を作った。
「あれが連れ?えぇ嘘ぉ」
「似合わなくなぁい?」
好き勝手言う女性の声に、心臓が嫌な鼓動を繰り返す。
似合わない事など、俺が一番知っている。
しょげる俺を気にしてか、間野は俺の頭を優しく撫でた。
「気にしなくていいから、ね?」
「別に…気にしてないし。間野は元々モテるもんな」
至極可愛いげの無い事を言った気がする。思わずそっぽを向けば、間野が突然笑いだした。
何なんだ。こっちはこんなにもやもやしてるというのに。思わず睨めば、また間野は俺の頭を掻き回した。
「ねぇ、タクミ、嫉妬したでしょ」
「はぁ!?し、してないし!」
「んふ、そういう事にしといてあげる」
間野が嬉しそうに笑うものだから、俺は何も言えなくてその綺麗な顔をつねった。
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女の子に囲まれていて嫉妬しちゃう吉永を書いてみました(^O^)
吉永は然り気無く嫉妬深かったら山田が嬉しいです◎
企画参加及びリクエストありがとうございました!
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