部活が妙に忙しく、コンビニに行けないで3日立った。
そんな4日目、母に牛乳を買ってこい、とパシりにされたため、俺は渋々ながらコンビニに赴いた。
部活が一段落ついたのでやっていたゲームを中断してまで来たのだから、お菓子を買ってやろうと、カゴに牛乳とアーモンドチョコを入れた。
レジに行けば、イケメン店員は居らず、少し頭部の寂しいおじさんが立っていた。
会計を終えて外に出た時、誰かに腕を掴まれた。驚いて振り向くと、そこにはイケメン店員が眉間にシワを寄せて立っていた。
状況がいまいち把握出来ていない俺の頭を疑問符が埋めていく。
怖い顔をした店員に引っ張られ、路地裏に連れてこられた。何故こんな場所に、と考えを巡らせる。すると、店員は俺を逃がさないようになのか、顔の両脇に手をついた。
「この3日間なにしてたの」
「え…」
「今までは、1日も欠かさずに俺がバイトに入ってる日は来てたじゃないか。渚くんは照れ屋だから、中を覗いただけで帰る時もあったけど、3日間も来なかった事なんてなかった。俺の知らない奴を家に呼んだ事だって多目に見たのに、会いに来てくれないなんて酷いじゃないか!」
「ご、ごめんなさい…?」
あまりの剣幕に思わず謝る。
なんで名前を知ってるのかとか、色々問いただすべき点は沢山あるのに、何一つ口に出来なかった。
先ほどまでの空気が一転、俺が謝れば店員は笑みを浮かべた。俺に接客している時と同じ顔。
「わかってもらえればいいんだ。あ、でもまだ俺怒ってるんだから。今度デートしようね?」
「………」
「ね?」
「…うん」
こうして俺は、いつの間にかイケメン店員の恋人になっていたのだ。
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終わり\(^o^)/
勘違い系美形が好きなんで書きたかったんですけどなんか違いますね、どうしてなの
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