「…もしかして、大和ってヤンデレ属性!?」



生徒会室にて、会長と二人きり。俺が昨日の大和が呟いた会計を潰す発言について考えた結果、大和がヤンデレ属性なのではないか、という見解に到った。
俺の突然上げた声にも動じた様子のない会長が、当然だろうと言うように口を開いた。「おまえ、今さら気づいたのか」会長知ってたのかよ、と俺は唖然とする。
ヤンデレな王道か、と俺は改めて大和のことを考えてみる。まぁ、そんな王道もありかな、と俺は思った。



「じゃあ、会長は大和にヤンデレ的に愛されたいんですか?」

「ん?あー、そうだな…どうだろうな」



会長の曖昧な言葉使いに、俺は疑問符を少しだけ飛ばした。

それにしても、大和には好きなやつがいるらしいが、そいつの事を束縛したりしてるのか?
誰かがその大和が好きなやつに近づく度に 顰蹙を起こしているのか?
大和は友達である俺が他のやつといるのも嫌がるのにその大和が好きなやつは大変だなぁ、と俺は実に暢気なこと考えていた。








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