「結構人がいるもんだな」



大和がキョロキョロしながら言った。入場して3分位だが、俺以外の三人が目立ちすぎで既に疲れた。そりゃ、こんな美形を放っておく方がおかしいんだが。



「よし、二組に別れるぞ」



会長が意気揚々と宣言した。大和と会計は一度意味が分からなそうな顔をしたが、大和が嬉しそうな顔で俺の腕を引っ張った。「じゃあ俺、和哉とがいい!」
俺はビックリしながら会長に助けを求めるが、会長はふむ、とか言って口を開いた。



「石橋、お前は誰と行動したいんだ?」



俺の動きが止まる。
ここは空気を読んで会計と言うべきなんだろう。俺は会計をちらりと見てから口を開いた。



「会計、とがいいかな、?」








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