初夏のニオブン


2014/06/03 01:49

仁王「ブン太、それ」
ブン「それ?……あぁ〜前髪のこと?段々暑くなってきたから体育のときは上げようと思ってさ」
仁王「ふぅん〜」
ブン「つかお前も髪長いし、鬱陶しいだろい。ピンで止めたりとかしねぇの?」
仁王「……おでことか出したない」
ブン「今前髪アップにしたら俺とお揃いになるぜぃ?」
仁王「……おでこ嫌なんやもん」
ブン「ふぅ〜ん?残念、もれなく丸井様が天才的にピンで上げてやろうと思ったのに」
仁王「………」
ブン「ま、嫌ならしょうがねぇなぁ」
仁王「……はぁ〜狡いぜよブンちゃん」
ブン「はーい!雅治君ご案内〜!ほら、ここ座ってジッとしてろい」
仁王「……あ、言い忘れとったんやけど」
ブン「ん〜?なんだよ」
仁王「ブン太はそういうんも似合うんじゃな。かわええ」
ブン「お前……わざとだろい」
仁王「本心やもん」
ブン「嬉しくねぇっての。……ったく、ホラ出来た」
仁王「……やっぱりおでこ出すの恥ずかしいんやけど」
ブン「雅治君、可愛い!何しても似合うな〜さっすが男前は違うな!」
仁王「可愛さなんていらんもん」
ブン「ホントだって。それにさ、お前の目ちゃんと見て話せる感じがするし、たまには良いじゃんこういうのも」
仁王「…………」
ブン「な?」
仁王「ブンちゃん……ほんと狡いぜよ。魔性じゃもう。小悪魔丸井」
ブン「それ褒めてんの?」
仁王「もうイヤ。ブンちゃんキライ、好き過ぎてキライ」
ブン「日本語おかしいだろい」
仁王「……けど好きじゃ」
ブン「ん、知ってる。俺も好きだから安心しろい」



まとまらないのは暑さのせい










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