03
『大丈夫そうね』
「あんた、俺をペットにでもする気か?」
『まさか』
じゃあ、何でこんなモノを。
『トイレ、届くでしょ?』
「あ?」
『漏らされても面倒だもの』
「あんた……さらっとなんつー事を……」
『暴れられると困る。縛り付けても困る。これなら――』
「―――ぐっ?!」
鎖を引っ張られ、俺はその場に倒れた。
『体格の良いあなたでも、抵抗出来ない』
「いって…」
アイツが握ってる鎖を見て、思い付く。
「でもよ……」
『何かしら』
「逆に俺が引っ張ったら……」
『やってみなさいよ。あなたの待遇が悪くなるだけよ』
そう言う雪比奈の手にはスタンガン。
おいおい、マジかよ…。
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