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家でも、学校でも、一人だった。

そんなある日、告白された。
特に興味はなく、最初は断った。
だけど、彼は何度も話しかけてきて……
いつの間にか、気になって仕方なくなった。

そして、彼と付き合う事に。

一緒にいるうちに、どんどん好きになっていった。

だけど、彼は私とは逆に、どんどん冷めていった。






『×××君、最近…一緒にいてくれないわね。忙しいみたいだけど…』

「なぁ、鶇。別れないか?」

『え…?どうして…』

「お前、つまんねぇ」

雨宿りにたまたま入った廃ビル。
告げられた言葉が無駄に響いた。

『隣のクラスの子と、一緒にいるの……よく見るわ』

「知ってんじゃねぇか」

『私じゃ、駄目なの…?』

「悪いな」

『……嫌…嫌よ……』

鞄から取り出す果物ナイフ。

『一人に、しないでっ…』

気が付いた時には、両手が真っ赤に染まっていた。










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テーマ「人外ファンタジー」
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