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雪比奈の部屋には鎖が届かないから行けねぇ。

とりあえず、ソファーベッドに転がした。

「ん」

差し出すペットボトル。

「安心しろ、口は拭いた」

『………』

そう言うと、しぶしぶ水を飲んだ。

『貴方、変わってる…』

「お前もな。監禁した相手にここまでしねぇよ……普通…」

床に腰を下ろし、雪比奈を見上げる。
少しは落ち着いたか…?

『夢を、見るの…』

「あ?」

『気が付くと、自分の手が血塗れで……あの人が倒れてる』

「……それで、眠れないのか…?」

『自業自得よ、ね…』

「なぁ、なんで……」

殺したのか?

……聞きたくても、言葉に出来なかった。










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