8−1「彩華殿、子元殿とはどうなの?」 只今、元姫とお茶中。 『どう、と言われても…』 いきなり聞かれても、どうすれば良いのか…。 「何か進展はないの?」 『特には……』 「そう…」 なにやら、元姫は難しい顔をして黙ってしまった。 『元姫…?』 「彩華殿は…」 『ん…?』 「子元殿の事、どう思っているの?好き?」 『なっ…なんだ、いきなり……』 好きって……そんな…… 『……き、』 「き?」 『嫌いじゃ、ない…』 「その答えは、ちょっと……」 満足いかないみたいで、元姫は眉を寄せる。 『もう、良いだろう…』 俯きそう言うが、元姫はやはり納得してないようだった。 なんとなくです。 (なんとなく、キライじゃないのです) → >> |