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「―――と、いう話をしたのだけど……」

「兄上も意外と何もしないからなぁ…」

「そうね…」

青空の下、散策をしながら話す元姫と司馬昭。

「彩華殿を気遣ってんのはわかるけど、そろそろなぁ…」

「えぇ…」

「襲って―――「え?」」

司馬昭の一言に元姫は足を止めた。

「私は告白するかどうかの話をしていたのだけど」

「え……あ……」

「子上殿…」

「元姫、いや……その……そんな顔で見るなよぉ…」

「子上殿が悪い」





「―――くしっ!」

『―――くしゅっ!』

「二人揃ってとは、仲が良い…」

「……トウ艾…」

『風邪、かな…』



―NEXT―



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