honeyに雇われてから、しばらくたったある日―――

「帷」様は政宗様以外は雇わないのですか?」

農場管理人の小十郎が話しかけてきた。

『ん〜……そうだねぇ…』

悩むhoney。
確かに、いろんな性格のアイルーを雇うのはいいかもしれねぇ。
仲間が増えるのもgood。

ところで、小十郎の奴、また俺を様付けだ。

なんでも、honeyが最初に雇ったアイルーだから、特別だとかなんとか言ってたが……

『せっかくだし、ネコバァのところに行ってみようかな…』

そう言って、honeyは立ち上がる。

「ところで、帷様」

『うん?』

「畑が寂しいと思いませんか?」

『寂しい…?』

言われて畑に目を向けた。

農場の畑。
植えられているのは、薬草only

『いや〜……だって、何を植えたらいいのかわからないし………とりあえず、回復薬は必要だしね……』

「せっかくの畑を…!」

『か、考えとくよ…』

ブツブツ語り出した小十郎から離れ、俺達は婆さんの元へ向かった。






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