『………』
渓流を歩く某と旦那様、政宗殿。
陸の女王の討伐依頼。
いつもと違い、旦那様はどことなく怯えた様子。
『が……頑張るぞ〜』
声が震えていらっしゃる。
「honey、ビビってんな…」
「政宗殿、我らがしっかり支えましょうぞ!!」
「……そうだな」
某の言葉に、政宗殿は頷いた。
『………』
目の前には洞窟。
調べるため、恐る恐る中へ。
『あ…』
翼を羽ばたかせ、甲高い鳴き声と共に現れた、リオレイア。
いきなり飛んできた火の玉に、旦那様は―――
『うわぁああっ!!』
叫びながら引き返した。
「だっ旦那様?!」
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