『うわぁあああっ!!』
ウルクススは腹を地面につけたまま、突進滑りで向かってくる。
氷上をものすごい速さで滑るウルクススに、俺達は苦戦中。
「shit!」
『武器間違えたかなぁ…』
honeyは以前、加工屋に作ってもらった、火属性の付いてるhammer、パンプキングを振り回すが、素早いウルクススになかなか当てられない。
『双剣で来るべきだった』
こういう相手には、小回りの効く双剣の方が便利だろうな…。
『まぁ、仕方ない。今回はこれで頑張―――ぶっ?!』
パンプキングを見つめて、呟いていたhoney。
そんなhoney目掛けて、飛んできた雪玉。
「honey?!」
『旦那様!大丈夫でござるか?!』
『………』
honeyは大丈夫そうだが、あまりの事に、放心している。
突進滑りだけでなく、雪玉を投げ付けるとはな…。
さすがは、monsterだ。
rabbitの動きじゃねぇ。
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