砂原を歩きながら、ボルボロスを探す。

「どこにいやがる」

「早よう出てこぬか!」

元就がイラついてる。
早く見つけなきゃ…!



‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐



砂原を歩き回っていると―――

『あれ、か…?』

泥沼で転がり、泥を纏うモンスターを見付けた。

「土砂竜、なるほど…」

泥にまみれた身体を揺らしながら、歩くボルボロス。

正直、あんまり近付きたくない

『でも、』

倒さなくてはいけない。

双剣を構え、ヤツに近付いたら―――

『ぶぁっ?!』

ボルボロスは身体を揺すり、泥を撒き散らした。

『うぁああ〜……』

あっという間に泥まみれ。

「honey、大丈夫か?!」

『……なんとか…』

「泥を飛ばすとは、卑怯な奴よ…」

『元就……』

なんでアンタ離れた場所にいるの






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