『あの…』
「あら、ハンター様。湯加減はいかがでした?」
女の人が応えてくれた。
話を聞けば、彼女は濃さんといって、隣にいる怖そうな村長さんの奥さんらしい。
軽く挨拶を終え、僕はまず、これから世話になるだろう訓練場へ向かう事にした。
僕はまだまだ駆け出しハンター。
たくさん訓練して、頑張らなくては!!
そういえば、村長さん……一度も喋らなかったな。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「おお!!よく来たな!!」
なんだか、やたらと熱い人に迎えられた。
『……よ、よろしくお願いします…』
「声が小さい!!」
『はい!すみません!』
初心者演習を受けたが、声が小さいだの、もっとしっかりしろだの、いろいろ注意された。
→
← →