5 | ナノ
きらきらの宇宙もぎらぎらの心も
僕らはぎりぎり人の言葉を喋っている
1ミリの恐怖に震えて眠る
透明な心はあの日に忘れてきてしまったね
電波さえ届かないところへ
ぼくの破片落ちていませんか
妖精はきみのもの
魔法は幻だから好きよ
お願いだからどうか息をやめて私をみて
飛行機雲になりたがった彗星
宇宙と深海はどうして似ている
蒼い肺から水素と酸素
ねえ一緒に寝るだけなの?
ラヴロマンスにはまだ遠いよ
私とあなたじゃなくて、僕とあなただったら
フライデイ・ナイトは我慢なんてしてられない
真夏のチョコミントアイスみたいに
呪いの魔法はとかないで
わたしのハートはぐつぐつしてる
煮え立つ気持ちを飲み干して
あ、キャンディ食べてからでいいかな?
少女じゃないなら何と呼べばいいのだろう
少年少女は出逢ってこそ大人になるのだ
あんたのいない夜なのに、しおらしく待ってるとでも思った?
バスルームでぶくぶく
ぼくのことなんか覚えていませんよね
隔てられたそこでふたり
ベッドルームじゃないと嫌よ
何でもいいから触ってほしい
永眠するまで寝不足でいたいよ
ユメクイは世迷いごとを吐いてまわる
一番星のポシェットでおめかし
一角獣はペガサスになれない
君の宝石たべちゃいたいよ
絞首刑ならリボンでおねがい
君のつめたい気配かんじてるよ
わたしがもしカシオペアだったら
可愛くない毒入れてもらったの
青い魔法は忘れちゃいけない
おはよう世界、もういちど
めざめたその日わたしの命日
突き刺す瞳に射抜かれよ
赤い爪の少女は大人になりすぎてしまった
フリルの少女は魔女だってさ
お前の目玉はガラス玉か
ゴースト・マンション302号室より
私は底抜けあなたは腰抜け
神様に濡れ衣を着せるのはもうおよし
月に捧ぐは乙女の祈り
罪を飲み込んで背徳を背負ってごらん