拝啓。 多分、どこにも存在しない神様。
俺を取り巻く世界は 相も変わらず汚く腐ったモノが多すぎて どうにも厭になることばかりです。
そんな中にも俺は大切な人を見つけました。 とても優しくて強い女の子を。 きっといつか、 俺にも彼女にも白いままではいられない時が巡ってくる。
それでも俺は彼女を守りながら一緒に生きていくと誓う。
昔はあなたを信じて祈っていたけれど 俺はもう大丈夫。 存在しないことに、 助けてくれないことに絶望したあの時から 俺は強くなったから。
教室でいちるが待ってるから、 もう行くよ。
さようなら。どこにもいなかった神様。
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