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(kmt、没ネタ)玉壺と同志だった女


過去捏造オンパレードしてネタを練っていたらファンブックで大爆発した下書き

(玉壺視点)

 夢主は自分と志を同じくして素晴らしい作品を描いていた

「本当はもう描かないと思ってたけど、貴方が熱心に物を作るものだから、影響を受けたのかも」

 玉壺は彼女が作品を描くたびに満足感を得ていた しかし彼女はどこかの誰かに嫁いでしまった

 あの亭主め、あんなに素晴らしい絵を描く○から、筆を取り上げるなど愚かなことはしまいかーー

 玉壺は彼女がもう筆を取らないことをただただ危惧した。

 玉壺と夢主は再会する。筆を持っていたあの手で赤ん坊を大事に大事に抱えていた。

「もう、絵は描かないのか」

 絶望していた玉壺の問いに、彼女は首を振った。幸せそうな笑みだった。夢主は玉壺に絵を渡した。


「なんて絵だ」

 焦がれていたはずの彼女の絵を、玉壺はあろうことか引き裂いてしまう。

「ーーなんて、なんて醜い絵なんだ!見ているだけで不快になる!吐き気がしてきた!
あの頃のお前を返せ!なぜこんな最悪な絵を描く女になったのだ!お前は!」
「まって、私の作品は何も変わってないわ」

 ○のいう通り、画材もその画風は何も変わっていない。
 むしろ玉壺は、彼女が筆を持つことに、作品を描くことに満足感を得るはずなのだ。

「違う!全部なにもかもちがう!少なくとも、ーー私はあの頃のお前が描くものが好きだった……何が変わったんだ、いったい、何が……」








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