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(本誌バレ、not夢ネタ)近況


 本誌を読みました( 這う這うの体) 。
 私が鬼滅にハマったきっかけであり、1年半ほどずっと推していたキャラクター、胡蝶しのぶが今回で退場しました。それにより精神が乱れまくっているので文字に起こすことで落ち着きたいと思います 。

 先週までは鬼ルート突入したらワンチャンあるかもしれないだろ!と突拍子もない妄想で不安を和らげてはいたのですが、終わってしまいましたね。肺はやられて、さば折にされて、敵の糧となってしまった。痛み分けですらなかった。
 推しの死をリアルタイムでぶつけられるのはあまり経験がないのできましたね。

 しのぶさんが死んだことは悲しいの一言に尽きます。
 物語的にはきっと、彼女の死はカナヲの成長へとつながるキーとなるとは思うんですけど、やっぱり生きて欲しかったですね。彼女自身が、自分の努力が報われたと思ったり、鬼が滅されるその日を迎えて欲しかったです。
 まだ彼女は18でしたし、カナエさんが死んだ時なんてもっと下ですよね。お姉さんが死んだ時は鬼への怒りと憎しみはもちろんあると思います。
 それ以外にも、自身の膂力の無さへの自己嫌悪や嫉妬、蝶屋敷を一人で受け持って、さらに下の子を育てたりしなきゃいけなくなってしまったという圧力、継子が死んでしまったら、その度に自分を責めていそうですし、毒を扱う時にだって何度も不安の波に飲み込まれてそうなんですよね。そうやって何度も途方にくれながらも、鬼を殺して他に被害が出ないようにしたいという気持ちは本当だし、姉の仇を討ちたいと一人で奮起する女の子だった。心が目に見えたら多分、ボロボロで。そう考えると、一人で努力してきた子に何かしらの報いを与えて欲しかった、というのが本音です。

 先週のカナエさんから奮い立たされる流れが好きでした。一人で立たなきゃいけなかったしのぶさんが、(彼女の深層からの警鐘か、本物の霊かわかりませんが)カナエさんに言葉をかけてもらい、背を押してもらうあの流れ。心身ともに限界まできた少女の悲惨さよりも鳥肌が立つくらいに美しさが際立ってました。命を燃やしているしのぶさんはこれ以上にないってぐらい輝いていました。
 今週では終わりが呆気なく訪れてしまい驚きました。努力しても完全には報われない、命を削っても勝てない戦いがあるというのは作中の時はまいて戻せない、気持ちだけで鬼は殺せない、 というのと同類の心に澱を落とす無情さがあり、これも鬼滅の魅力の一つなのかな、と思いました。悲しい展開でしたが、読むのがやめられないんですよね。沼かな??????

 吾峠先生は読み切りでは復讐を果たしても被害者は救われるわけではない、というお話を書かれていたので多分、しのぶさんは帰ってこないんだと思います。帰ってきたらそれはそれで嬉しいんですけどね。
 とりあえず、しのぶさんお疲れ様でした。

 なるべく簡潔に書こうと思ったのでやや語りが浅い部分がありますが、とりあえず落ち着きました。おつきあいいただきありがとうございました。ぼちぼち浮上しようと思います。








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