朝起きたらわたしも隣で寝ている大輝も裸で驚いた。そして昨日のことを思い出し、一人顔を赤くする。 「今さら何テレてんだっつの」 「うっ、うるさいっ」 恥ずかしさが収まらない私はとりあえず何かを着ようと思い、そこらに捨て置かれていたシャツを適当に掴んでがばっと着た。 「大輝も早く服着なよ」 「わかってるよ、つーかその格好は何だ」 「とにかくなにかを着たかったの!………大輝のだけど、」 今着ている彼のシャツはものすっっっごいブカブカ。 ちゃんと自分の探して着ればよかった。 というか下着、わたしのパンツはどこ← そんなことを考えてたら大輝にシャツをピラ、と捲られる。 「ちょ、わっ」 「……下穿けって(はあ)」 「う、うるさいな、今探してるんだから見ないで!てか大輝も上着てないじゃん!」 あ、パンツ発見! 私は急いでそれを身に着けた。 「ほら大輝もこれ着なさいー」 「へいへい」 「ほらばんざーい」 素直に従う彼に萌えたのは秘密である。手が長すぎて着せるのが大変だったけど。 「@もこれはいとけ」 「え?あ、うん、そうだよね」 大輝も傍にあった私のショートパンツを取って、はきやすいようにそれを広げる。素直に足を通したらするする上に持ってかれて、ご丁寧にチャックまで閉めてくれた。いつもの大輝らしからぬ行動に、私はひそかに笑みを浮かべた。 「なに笑ってンだよ」 「え?別に?」 「言わねーとまたヤんぞ」 「えっ、ちょ、!」 |