(※すこしゲスい真波)
「っぁ、真波!なん、んっ…ぁっ、で」
「なんで?」
それは一番なまえが分かっているんじゃないの?
俺はなまえの中にある俺のものをギリギリまで引き抜いて、また奥を突き上げるようにして入れた。そうすると、繋がっている部分からは大きな水音と、なまえの口からはより大きな喘ぎ声がもれた。そこを見たらなまえの愛液か俺の精液かどっちか分からないくらい混ざり合っていて、なんだか幸せだ。
なまえの顔はもう涙でグシャグシャで、どのくらいかも分からないくらい長い間この行為を続けているから、まともに喋ることもままならない。そんななまえにお構いなしに、初めにそこらへんにおいてあったシャツで縛っておいたなまえの両腕を押えながら、俺はガツガツとむさぼるように腰を振った。
「ぁっ、はぁっ、ん」
「随分と感じてるみたいだね、なまえ」
「だれ、っ、のせいっ、だと」
「はは、俺かぁ。だけどっ、好きでもない奴に、っひどいことされて感じちゃってるよねっ」
「ああっ、もぉ、やめっ…」
「やだ。やめたげない」
ニコリと笑って、なまえの一番感じるところ、奥にぐりぐりと押し付けて、目を閉じて必死に唇を噛みしめて耐えるなまえの反応を楽しんだ。ああ、そんなに噛んだら唇が切れちゃうよ。俺はなまえの口を舌で無理矢理こじ開けてたっぷりとキスを楽しむ。その間も眉間にしわを寄せながら、嫌なのに俺を受け入れてしまうなまえ。いいね、その顔すごくそそられる。
もう唇を噛むこともなくなったかななんて思って、なまえから顔を離すと目をうっすらと開いて、まるでキスを止めてほしくないみたいだ。俺、君の恋人でもないのにね。なまえって意外とエッチだったのかな。だけど俺はそれには応えずまた俺のものを動かすことに専念した。
「っひ、やだぁ、ああっ!」
「そのわりには体は正直だよね。でもそんなところ、俺は好き」
「んっ、はぁっ、」
可愛いなまえ。ずっと俺の腕の中にいればいいのに。
今頃、あいつは必死になまえのこと探してるだろうな。でも、寮の俺の部屋の中までは気づかない。ねえ、なまえ。君の王子様は来てくれないよ。いつもならなまえはあいつのものだけど、今は俺のもの。いや、これからはずっと俺のものかな。なまえ、俺とこんなことしちゃってあいつと会わす顔ないよね。そう考えると嬉しくなった。
「っはぁ、んっ、…なまえ、気持ちいいっ、よ」
「い、やっ…××っ」
「…なにそれ、俺××じゃない。俺の名前っ、呼んで?」
「うっ、ぁっ!ああっん、ぁ!」
もうはっきりとものを考えられないのになまえはひたすら彼氏の名前を呼ぶ。まあ、こんな状況だし目が掠れて来たら見間違えなくもないだろうけど、この期に及んでまだあいつの名前を呼ぶなんて許さない。流石に何時間もこんなことしていると、俺も疲れてきちゃうけどそれを聞いてさらに出し入れを激しくした。
「ねえっ、俺、っは、あいつよりセックス上手い、でしょ?」
「ひど、い」
「あいつなんかやめて、俺に、してっ、よ」
「っあ、ぁ…あああっ」
「もっ、イく…!出すよっ」
俺のものはなまえから出ることもなく、中ではじける。もちろんゴムなんか最初からする気なんてなかったから、買ってもいない。このまま孕んじゃってもいいなんて思っていたから。そうしたら、なまえは俺から離れられないよね?
「あいつになんかあげない」
俺がイったと同時になまえもイっちゃったみたいで、すやすやと俺の下で眠るなまえ。汗ばんだ前髪を掻き上げてあげて、そこに愛してるのちゅう。ズルッと俺のものを引き抜いてなまえの隣に横たわる。
「俺のこと好きになってね」
聞いてるはずもないなまえにそう言って、俺は目を閉じた。
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