検証10
○ラレ ジャズ復活後日譚08.01.24/08.04.10
●パク ジャズ復活後日譚09.09.19
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○携帯の文字だけが、彼の言葉を淡々と紡いでいく。
●エミィはぽつぽつと言葉を紡ぐ。
○無機質なはずの言葉だけがひそやかな痛みをともなって、
●思い出すには痛みが伴う。
○無数の金属パーツが変型し、回転し、複雑に組み合わされていく。
人の子らと奇蹟に等しい類似形態を持ちながら、あまりにかけ離れた肉体構成を持つ彼らが、
それまで擬していた外見を解き、秘めていた本来の姿を取り戻す。
●ジャズは少しバックすると本来の姿に戻った。
まるでダンスするように身体を組み換えていく。
○サムははるかに自分より大きな金属の手を探り、彼の指を精一杯の力で握る。
●ジャズが屈んで手を差し出すとホークは気後れすることなく、指を一本掴んで握手をした。
○バンブルビーが笑ったことで、初めてオプティマスの表情が安堵の色に和らぐ。
胸の奥に残っていた嗚咽の欠片をそっと吐き出し、親愛に満ちた抱擁を彼とかわした。
●逞しい胸に身体を包まれた時の安堵感。
○彼が唇を触れ、無音のままに自分の名を呟いたときのかすかな感触
●ジャズの手の感触。
○あそこで踏みとどまれば戦いを終わらせられるとしたらどうです?
戦う意味も命を捨てる意味も、あなたにはわかっているはずだ。オプティマス)
自分の選択は正しかった。
●『あんな無駄に命が散っていったんだ。これ以上戦い続けるなんてバカだろ?
だからオプティマスの選択は正しかったんだ。
○ジャズにもサムのように素敵な人間の友達が出来ればいい、と思った。(ry
きっと、地球での生活に最大限の楽しみを見つけ出すだろう。
●新しい故郷だと思ってくれるといい。
そしていつか人間とオートボットが一緒に暮らしていくのが当たり前の
地球になるといい。
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