[]




「こんのっ変態!ぶっころす!」
せめてもの抵抗とも言わんばかりに足をばたつかせて臨也を近づけまいとする静雄

「おっとぉ」
しかしその抵抗もむなしくあっさりと足を受け止められてしまう。

「じゃ、まずはこの邪魔なズボンぬごっか?あ、でもこっちの方がそそるかなあ、」
ぶつぶつと何かひとりで呟いてるかと思ったら
「よし、こうしよう」
そういってまずはスカートを静雄の腰まで引き上げる

??頭にクエスチョンマークを掲げる静雄

その間もなんとか暴れようと試みるが臨也が足の間に体をすべりこませているせいで思うように抵抗できない

「よっと、あ、さすがにホックはしまんないかあ、でもあいてるほうがよりエロいよね、うんよし」

そして臨也の真意が理解できずにいた静雄は次の瞬間言葉を失う

「えいっ」
その掛け声とともに臨也はこともあろうかズボンもろとも下着も一緒に引きずりおろしたのだ。

「ッ!!」
静雄は思わず言葉を失った。
そう、静雄の下半身は今スカートとゆう薄っぺらい布以外なにもまとってはいない

「あはは!いい眺め!」
「てめえ!こんの変態ふざけんな」
「そんな恰好ですごんだって全然怖くないってぇ、そんな睨んだってあおってるようにしか見えないよ?それに、そんな暴れたらスカートの中が丸見えだよ?」

「なっ!」
静雄は羞恥に顔を赤くし慌てて足を閉じる
「やっぱり思った通り、きれいな足してるよねえしずちゃん」

昔からスポーツなどなにもやったことがない、とゆうよりはできなかった(怪我人が大多数でるため)静雄は
日光に当たることがほとんどなかったせいか肌の色がとても白い。
さらに筋肉の繊維が細く引き締まった足はそこいらの女の足なんかよりいざやのとってはよっぽど扇情的だった。

じろじろとな舐めまわすように見られて静雄も居心地が悪い

「てめえこんなことして、何が目的だ!」
「別にぃ、ただ羞恥に歪むしずちゃんの顔が、見たかったから」

そうゆうとあやしく笑い足に手を滑らせてくる

「…っ」
足を撫でまわされて得も知れぬ感覚が背中から這い上がってくる。

「もちろん、それだけじゃないけどね、」

そうゆうなりなにか反論しようと静雄があけた口を自らのくちで塞ぐ。
「…んっ、」
静雄のくぐもった声が誰もいない屋上に響く
口付けは次第に深く、甘いものに変わっていった。

「…んぅ、…ふぅ…はっ」
離してやると苦しかったのか目じりにうっすらと涙を浮かべ肩で息をしていた
もう、そうゆううぶな反応が人を煽ってるって気づいてやってんのかな?

一方静雄は初めて与えられた快感を受け流すすべが分からず
身体が熱くなってゆく不安に駆られていた
「な、んだ?身体が…?」
「やーっとそっちの薬も効き始めてきたみたいだね」

そうゆうといざやは自身のサバイバルナイフで静雄のワイシャツをびりびりと破き始める

「なにすんだてめっ!?」

「もう、ちょっとは大人しくできないのかねしずちゃんは」
いつの間にかスカートの中に侵入した手は静雄のソレを緩やかに抜き始めた

「待っ…やっ、やめ…んあっ」
それでも薬によって感度を高められた身体では快楽の波に勝てるわけもなく静雄は臨也の手淫におぼれてゆく

「……っぁ」
それでも必死に声を抑えようとする静雄

「我慢しなくていいのに」
不敵に笑いながら先ほど破いたワイシャツをはだけさせ胸の突起に舌を這わせる。
そうしながらも手は動きを止める気配はない

「…んっ、やめ、ろ…もうっ」
「いいよ、一回出しとく?」
先端にカリと爪を立てる

「…んっ!」

小さく声をあげると静雄は白濁をまき散らした。
「わーぉ、濃いねぇ。溜まってた?」

頬を染め涙をうかべた放心状態の静雄に問いかける

「う、るせ…っぇ」
なおも潤んだ瞳で睨んでくるがそれは俺を煽る材料にしかならない。

「そうゆう反抗的なとこが気に入ってるんだけどね」

しずちゃんの吐き出した欲を指ですくいあげするり、と後孔に指を這わす

「…な、!」
まさかそこにいくと思ってなかったしずちゃんが驚愕の声をあげるが俺は構わす指を進める。
異物感に眉を寄せる静雄
「いざやっ…いますぐ指、抜っぁあっ!」

ある部分をかすめるとひときわ高い声が静雄からあがる

「へぇ…しずちゃんのいいとこはっけーん」

一方静雄は自分から出た声が信じられないといって様子で真っ赤になり顔を背ける
なおも臨也はそこばかりを執拗にグリグリと刺激する

「…ぁっ…んん…やめっ」

真っ赤になった顔を背け唇を噛みながら悔しそうに刺激に耐えている静雄
さらにスカートから生える生足、はだけて露わになった胸元
その全てが白日のもとにさらけ出されている様はなんとも扇情的で最高の背徳行為だった


「もうっしずちゃん…その顔、反則。俺もう我慢できない」
切羽詰まった様子でそうゆうと静雄の膝を持ち上げ肩にのせ三本まではいっていた指を引き抜く。

「…んぁっ」
ものほしそうにひくつくソコに自身をあてがい


ぐぐ、と侵入する

「っは、やっぱちょっときついか、しずちゃん、力抜いてよ。」

「…っは、無、理にきまってん…ぅあっ」

イイトコをかすめたのか甘い声がでる。

「俺を煽ったしずちゃんがいけないんだからね…っ」

俺はしずちゃんのいいとこを狙って律動する。
「…ぁあっ…いざっ…やあ…だめっだ…んんっ」

「ほら…、っもっと声だしなよ」

「やっぁ…っふぁ…い、ざやぁっ」

甘い声をだすとしずちゃんはイッた
続いて俺もしずちゃんの中で達した





チャイムで目が覚めた
目の前は青空
自分のおかれた状況を理解できずに居ると隣から

「あ?起きた?あの薬さあ、副作用で眠くなるみたいでさ、かれこれ3時間もしずちゃんが起きなくて退屈だったよ」

「……3時間?」

「うん、あ、もちろんテストはとっくに終わってみんな下校しちゃったよ」
にっこり笑う臨也




「…いーざぁーやぁあ!!ふざけんなこの野郎!俺の昨日の時間をかえせぇ!!」

「あはは!水の泡だよねぇ、ほんと!」

静雄が怒ることは計算済みといわんばかりにあっという間に屋上からの階段を駆け下りていく臨也

「いざやあ!!」

ことしも春がやって来る




終わりました^^
しずちゃんが起きるまで待っていた臨也は甲斐甲斐しいな…なんてことはないですね。
あんなことしといて起きたら居なかったらしずちゃんじゃなくても怒るよ^^




- 6 -
PREVNEXT
[]
top相対@エモーション
第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -