「いーざーやぁー!!」

ズガン!

「やあおはようシズちゃん､今日も元気だね」

「うるせえノミ虫｡今すぐ殺す!ぶっころす｡」


「くくっシズちゃんたらだいたーん!」

「あぁ？なにわけわかんねえこと言ってんだてめえ」


「ねぇ､俺のことどんくらい嫌い？」

「死ぬほど嫌いに決まってんだろ」

「へぇー？その程度？」


「っ!!地球が滅亡してもてめぇのことだけは好きにならないくらい嫌いだ!」



「ねぇシズちゃん気付いてる？それとんでもない愛の告白だよ？」



「は？」



「ここで問題です
今日は何日でしょう？」




「４月１日……」


「そう!エイプリルフールだ!てことは今シズちゃんが言った言葉は嘘!つまり逆の意味で捕らえてもいいってことだよね？」


にやり､と口角をあげる


「えっとぉ？今シズちゃんが言った言葉を逆にするとぉ？

死ぬほど俺のこと好きで？地球が滅亡しても俺のことだけは好き「うーるーせーえぇー!!」


耳まで赤くして自販機を投げつけてくる


「あっはは!俺もシズちゃんのこと大嫌いだよ!」

---

調子に乗ってもういっぽん